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TOYOTAのビジネス

新しい技術よりも、信頼性のある枯れた技術を優先する

新しい技術の多くは、信頼性が低く、標準化が困難であるので流れを乱しやすい。一般的には実績の無い新技術よりも、安定して動く枯れた技術を優先するべきである。ただし、新技術でも実地試験を合格して工程の流れを改善できるならば、素早く導入する。

また、新技術は人をサポートするために導入するのであって、人を減らすために入れるべきではない。
自動化する前に人での作業のままで改善する方が良い場合が多い。

豊田英二氏(トヨタ自動車元社長・会長)は以下のような発言をしている。
「ボタンを押せば直ちに膨大な量の各種技術、経営情報が出てくるまで、社会が発展した。これは非常に便利かもしれないが、気をつけていないと考える能力をなくしてしまう危険がある。最後に問題解決をするのは人間であるということを忘れてはならない。」

全ての問題を顕在化させるために目で見る管理を行う

シンプルで視覚に訴える表示方法を導入し、誰でも自分たちが正常な状態なのか、そこからはずれているのかが一目でわかるようにする。
たとえ最も重要な仕事上の判断をする場合でも、報告書は可能な限り紙一枚以内に限定する。

張富士夫氏は以下のような発言をしている。
「大野さんは、TPSに関しては大変厳しかった。問題点が見えるようにすべてをきれいにするように言われました。自分で見て、問題点があるどうか分からないようだと怒られました。」

標準化作業によって、生産性の改善と従業員の自主活動の土台を作る

作業者それぞれが仕事に対して持っているコツなど、人によって仕事の仕方は違います。ここで言う標準化というのは、その仕事のやり方・プロセスなどをある程度同様にしようとするものです。

標準化についてトヨタ自動車元副社長の大野耐一氏はこう発言しています。

「標準作業書とそれに記載された情報は、トヨタ生産方式の大事な要素である。生産関係者が他の作業者が分かるように標準作業書を書くには、まずその重要性を理解していなければならない。不良品発生や作業ミスや事故の再発を防止したり、作業者自信の提案を組み込むことによって高い生産性が維持される。こういったことは、すべて地味な標準作業書のおかげである。」

 
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